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教習所指導員になるには

資格勉強

教習所指導員になののに必要な資格

教習指導員になるのに「指定自動車教習所指導員」という資格が必要です。
この資格は国家資格で2種類あります。
学科教習と技能教習を行う教習指導員と、技能検定を行う技能検定員に区分されるのが特徴です。
なお、教習指導員の資格は車種ごとの資格で、試験を受けるには受験する車種の免許証が必要になります。

資格を取得する方法

資格を取得するには、まず自動車教習所に入る必要があります。
指導員候補生として入社し、働きながら指導員の資格取得を目指すのが一般的です。
事前教養として3~6ヶ月程度働きながら学び、公安委員会が実施する新任教習指導員講習を受講する必要があります。
私は指導員になるには、まず資格が必要と思っていたのですが、教習所に入社しないといけないというのは知りませんでした。
教習生の送迎や受付、掃除などといった仕事をしながら勉強しないといけないので、とても大変です。
しかし、働きながら資格取得のサポートを受けられるというのはことはなかなかないので、頑張らなくてはいけません。

教習指導員の資格試験

事前教養や指導講習といった所定の教養科目を受講できたら、いよいよ資格試験です。
資格試験では、筆記・運転技能検査・面接審査があります。
筆記試験は道路交通法、教習所関係法令、教育知識、交通の規則・教則、安全運転の知識、自動車の構造など6科目すべて合格しなければなりません。
不合格があった場合、1年間は合格した科目が有効なので、不合格科目のみを再挑戦することが可能です。

資格試験に合格したら

試験をクリアしたら、事後教習を教習所で受けます。
事後教習の内容は教習原簿の扱い方や教習所の実習など指導員としての仕事内容を学ぶ内容です。
これを終えてようやく指導員となれます。

自動車教習所指導員の資格は、各都道府県公安委員会で指定を受けた自動車教習所の指導員として働くうえで必要となる資格です。
勉強することがたくさんあり、合格基準も厳しい資格ですが、それだけ責任感が必要になる資格といえるでしょう。