教習所指導員になって得したこととは?
教習所指導員とは、自動車学校で運転技術を教えるプロの運転教官です。
運転に必要な基本的な技術や交通安全に関する知識を教え、安全運転を続けられるドライバーになるよう助けます。
指導員は、適切な訓練を受けられるように、クラスでまとめて学科の指導を行うほかに、教習所のコースや路上で個別に技能についての指導を行います。
また、教習生に運転技能や交通ルールを教えるだけでなく、車両の操作や安全性に関する知識も教えます。
こうして教習生が運転に自信を持てるようになり、次第に運転が上手になっていくのを見るのはうれしいものです。
また、交通事故を未然に防ぐよう助けられて、社会に貢献しているというやりがいを感じられます。
指導員は教習生の運転技能や理解度に合わせて個別に指導を行っていきますので、皆から感謝の声を聴けるという良さもあります。
また、仕事を続けていくごとに、教え方がうまくなっていくのを実感できます。
ちょっとした言葉や伝え方の違いで教習生がすぐに理解してくれることが分かったり、自分の熱意や優しさで教習生の緊張がほぐれていく様子を見ると、指導スキルがアップしていることを実感できます。
スキルアップして実務経験が増えていくと、給料がアップしていくのも分かります。
頑張った分だけ評価も受けられるというのは、指導員になって得したことだなと感じられます。
教習所指導員になって損したこととは?
教習所指導員になって損したこととしては、教習生があまり成長してくれない時に、自分の教え方が悪いのではないかと落ち込んでしまうことです。
指導員によって、教習生の運転技能や理解度が大きく影響を受けることがあるのは事実です。
つまり、指導員が優れていれば教習生の理解度も高まり、指導員がスキル不足であれば教習生はなかなか卒業できません。
何度も課題をパスできない生徒を見ると、自分のせいではないかと感じ悲しい気持ちになってしまうこともあるのです。
さらに、教習生個人の能力や適性、その人が持っている運転に対する恐怖心に対応することができない場合もあります。
例えば運転に対する恐怖心がある場合、教習所での教習だけでは解決できずに、なかなか運転に自信を持ってくれないという問題にぶつかります。
一生懸命教えても、心理的な部分については指導員だけでは助けられないのでもどかしく思ってしまうのです。
他にも、教習所という業界ではプロとして扱われますが、他の業界に転職するのが難しいという点もあります。
幅広く使えるスキルではないため、限定された世界でしか生かせないのです。
何らかの事情で引っ越しをするとか、仕事を変えないといけないといった事情が生じた時に不利になってしまう恐れがあります。