教習所指導員は皆さんご存知の通り、自動車教習所で運転技術や知識を教えるのが主な仕事です。
教習車に乗って直接指導することを技能教習、座学で運転や道路交通に関することを学科教習と呼びます。
教習所指導員の1日
教習所の開始が9時頃なので、開始時間にあわせて出社します。
朝礼を行い、教習車の準備をします。洗車や給油、車両の検査などです。
教習は1コマ50分で、次の教習まで10分程度の休憩時間があります。午前中は2コマの教習を行うのが一般的です。
その後、昼休みに入り、午後は3コマ程度教習に入ります。
1日の教習が終わったら、デスクワークを行い、18時ごろに退社するというのが1日の流れです。
教習以外の仕事
指導員には教習以外の仕事として事務作業あります。
教習以外の講習の準備や新人・後輩への指導・同乗、共有事項の取りまとめなどです。
新人・後輩への指導は朝礼前に練習することが多く、教習所指導員も最初は運転免許証の技能教習のように先輩指導員が同乗しながら練習しています。
教習指導員の大会もあるので、時期によってその練習をする人もいます。
新人の場合、教習指導員の資格勉強をしながら働いている人が多く、スクールバスの送迎や模擬テストの採点など教習以外の仕事をすることが多いです。
教習指導員の仕事はキツイ?
やりがいのある仕事ですが、社会的責任が大きい仕事でもあります。
そのため、時には厳しく指導しなければならない場面があります。
教習生が運転技術を身につけ、免許取得後も安全運転を続けられるように正しい指導をしなければなりません。
また、繁忙期はとても忙しくなります。残業が多く、休日が減ることも。
学校が夏休みや春休みになると、高校生や大学生が非常に多く集まります。
普段は週休二日制ですが、繁忙期は人手が足りないので週休が1日になる教習所が多いようです。
私の働いている教習所もそうですが、教習コマ数も普通の日よりも増えるので残業も増えます。
ただ、繁忙期以外は定時で帰れるので、割り切っていれば働きやすい仕事といえるでしょう。