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教官を不快にさせやすい言動に気を付けよう

教官が厳しく見えるのはなぜ?

自動車教習所に行ってみたけど、教官が怖くて嫌だという方も中にはいらっしゃいます。
もちろん、教官は一人一人の生徒に対して丁寧に対応するようにしています。
それでも、真剣に自動車教習に取り組んでいますので、時に厳しく思えることもあるかもしれません。

自動車の運転というのは、いい加減な気持ちで行っていたり、たとえ小さなものでもミスがあったりすると、自分や人の命を奪ってしまうこともあります。
そのため、生徒が良くない態度を取っていたり問題と感じられるような運転をしたりすれば、厳しく指導することになってしまいます。

教官は「指定自動車教習所指導員」という資格を持っているのですが、この資格を取るのには厳しい試験をパスしなければなりません。
それだけに、年齢も重ねた経験豊富な教官が多いです。
若い方だと、自分よりずっと年上の教官から教えられることで緊張し、怖いと思ってしまうこともあるかもしれません。

TPOをわきまえない行動は避ける

とはいえ、生徒の方で問題がある言動を取ったため教官が厳しく指導するということもあります。
たとえば、明らかに自動車の運転にふさわしくな格好で教習所に来るなどのケースです。
パンツの丈が長くて靴までかかっているような状態、膝まで届くようなロングブーツなどを履いてきている場合、ブレーキやアクセルペダルの操作に支障が出てしまいます。
同じように、足を動かすのに邪魔な作りのスカート、ハイヒールなども、安全運転を妨げるものです。
そもそもこうした恰好では道交法に違反する可能性もありますので、安全への認識を持って教習所に来るべきです。

また、あいさつを全くしないとか、教官が注意やアドバイスをしているのに全く応じないとか、無視して同じような運転をするといった言動も良くありません。
自動車の運転を学びに来ているということをわきまえ、TPOを意識した言動を取りましょう。

真剣さを感じない態度にも厳しくなる

しっかりと安全運転をしようという気持ちが見られなかったり、適当に講習を受けたりする態度も教官を不快にさせてしまいます。
具体的には、前の車との車間距離をほとんど取らずに進んでいく、スピード違反をする、周りを全く見ることなく右左折をしようとするといった問題行動が挙げられます。
たとえ教習中であっても、自分と教官、場合によっては仲間の生徒が同じ車に乗っているわけですから、他の人の命を預かっている状況ということを踏まえて真剣に運転に集中すべきなのです。

こうした真剣さを感じられない生徒に対しては、運転についての基本的な態度や見方を知ってもらうために厳しく指導することもあります。
やはり、自動車を運転することには大きな責任が伴うということを十分認識して道路に出てほしいと思っているからなのです。